Azure新資格「AI-103」とは?AI-102の後継試験——内容・日本語受験・準備法【2026年版】


MicrosoftのAzure AI技術者向け資格が世代交代しました。長らく定番だった「AI-102(Azure AI Engineer Associate)」は2026年6月30日で引退し、後継として「AI-103」が登場しています。取得すると「Microsoft Certified: Azure AI Apps and Agents Developer Associate」という新しい認定が得られます。名前に「エージェント」が入ったことが象徴するように、中身も大きく様変わりしました。この記事では、AI-103の試験内容・日本語受験の可否・AI-102との違い・準備の進め方を、公式情報をもとに整理します。

AI-103はどんな資格?

AI-103は、Azure上でAIアプリケーションとAIエージェントを開発する技術者向けの中級(Associate)資格です。位置づけとしてはAI-102の後継ですが、単なる改訂版ではありません。旧試験がAzureの各種AIサービスを幅広く扱う内容だったのに対し、AI-103は生成AIとエージェント開発を中心に据えた再設計になっています。開発言語もPythonが前提と明記されました。

試験の基本情報

  • 認定名:Microsoft Certified: Azure AI Apps and Agents Developer Associate
  • レベル:中級(Associate)
  • 試験時間:120分(AI-102は100分だったので20分長い)
  • 形式:監督付き試験。対話型(インタラクティブ)の設問が含まれる場合あり
  • 言語:日本語で受験可能。英語・韓国語・中国語・ドイツ語・フランス語など計10言語
  • 再受験:初回不合格の場合は24時間後から可能

受験料は国・地域によって異なります。Associate級の試験は米国で165ドル前後が目安ですが、申し込み時に公式ページで表示される金額を必ず確認してください。

出題範囲——エージェントが主役に

公式の学習ガイド(2026年8月11日更新)によると、出題は次の領域で構成されます。

  • Azure AIソリューションの計画と管理
  • 生成AIとエージェント型ソリューションの実装
  • コンピュータービジョン(画像生成を含む)
  • テキスト分析
  • 情報抽出

最大の変化はエージェント領域の比重です。AI-102では5〜10%程度だったのに対し、AI-103では30〜35%と最大領域になったと整理されています。従来型の自然言語処理はほぼ姿を消し、検索と組み合わせる「ナレッジマイニング」はRAG(検索拡張生成)として再構成されました。

AI-102をすでに持っている人は?

取得済みのAI-102認定は、有効期限までは「アクティブな認定」として履歴に残ります。ただし引退後は更新(renewal)ができません。期限が切れた後も現行資格を名乗りたい場合は、AI-103を新規に受験することになります。急ぐ必要はありませんが、期限日を確認しておきましょう。

向いている人

  • Azure上でチャットボットやRAGアプリ、エージェントを実装する開発者
  • AI-102の期限が近く、資格を現行版に引き継ぎたい人
  • Pythonでの開発経験があり、生成AI開発を体系的に証明したい人

逆に、コードをほとんど書かない企画職の場合は、まず入門級から検討するほうが自然です。

準備の進め方

公式学習ガイドで最新の出題範囲を確認し、Microsoft Learnの無料学習パスを一巡するのが基本です。エージェント領域の比重が大きいため、実際に小さなエージェントを組んで動かす練習が効きます。本番が日本語でも、技術用語は英語のドキュメントに慣れておくと安心です。

よくある質問(FAQ)

AI-102の学習教材はまだ使える?

基礎部分は流用できますが、出題の重心が大きく動いているため、エージェントとRAG関連は新しい教材で補う必要があります。

日本語で受験できますか?

できます。日本語を含む10言語で提供されています。ただし技術文書の多くは英語が最新です。

前提資格は必要?

必須の前提資格はありません。Pythonでの開発経験と、AzureのAIサービスの基礎知識が想定されています。

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